煩悩
大峰山の山伏の修行は、先ず心を清浄にする、煩悩を捨てる事から、始まります。
除夜には鐘を108回鳴らし108の煩悩を消しながら年を越します。108の煩悩には色々な数え方があります。

一年を過ごすには四苦八苦するので、四苦の4×9=36と八苦の8×9=72の合計で108。
三つの世界で起こる六つの煩悩と六識との組み合わせで、3×6×6=108。
三つの世界で起こる六識で感じる三つの結果と二つの程度で、3×6×3×2=108。
1年は12ケ月、24節気、72候で、12+24+72=108。

と言うようにいろいろな考え方があります。

もっと細かくわけて84,000の煩悩とする考えもあります。いずれにしても自分だけに利益があるようにと願いがちな、ひとりよがりの考えを改めて、新年を迎えるのが除夜の鐘です。

六煩悩

とん
むさぼり

じん
いかり


おろかさ

まん
あなどり


うたがい

けん
悪い考えを持つ

六識

げん

ぜつ

しん 感じる

い 思う

三つの世界

過去

現在

未来

三つの結果

三つの受けとめ方

二つの程度




四苦八苦

生れる苦しみ

老いる苦しみ

病む苦しみ

死ぬ苦しみ

愛別離苦
あいべつりく

怨憎会苦
おんぞうえく

求不得苦
ぐふとっく

五蘊盛苦
ごうんじょうく
愛する者と別れる苦しみ 恨みや憎しみのある者と会う苦しみ 欲しいモノが手に入らない苦しみ
煩悩  六道輪廻 九品往生 波羅蜜 四苦八苦 四念処 空・無 入滅 37道品 両界  金剛界  意馬心猿 十二因縁  サンスクリット  節分 干支 二十四節気 梵字 三学 自灯明・法灯明 猊下 四諦 敬讃 胎蔵界・金剛界 意馬心猿 十二因縁 節分 六道修行 解脱  庚申 初午 戒・定・慧・解脱  十善戒 阿闍梨