四苦八苦
人は煩悩により、悩み、心配し、不安に成り、四苦八苦します。大峰山の山伏の修行は、その煩悩を捨てる事から始まります。
四苦八苦(しくはっく)とは、仏教における苦の分類。
苦とは、「苦しみ」のことではなく「思うようにならない」ことを意味する。
根本的な苦を生・老・病・死の四苦とし、 根本的な四つの思うがままにならないことに加え、
愛別離苦(あいべつりく) - 愛する者と別離すること
怨憎会苦(おんぞうえく) - 怨み憎んでいる者に会うこと
求不得苦(ぐふとくく) - 求める物が得られないこと
五蘊盛苦(ごうんじょうく) - 五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならないこと
の四つの苦(思うようにならないこと)を合わせて八苦と呼ぶ。

仏教における苦(く)とは、パーリ語やサンスクリット語の「ドゥッカ」に由来する概念。中国仏教において苦と漢訳された。
「ドゥッカ」の「ドゥッ」(duḥ = dus)は、「悪い」という意味、「カ」(kha) は「空間」、「穴」の意味である。
Winthrop Sargeantによれば、「ドゥッカ」という言葉は車軸が真ん中を通っておらず、乗り心地の悪い様に由来するという。かれによれば、苦とは、もともと「悪い車軸の穴」というような意味をもち、転じて「不快」を意味した[1]が、一般に身心を逼悩することをいうとされる。
すなわち、精神と肉体とが悩みに逼迫されている状態である。
このうち、精神の苦について、憂・愁・嫉妬などをあげている。
また、肉体的な苦は種々の病などであるという。

精神的な苦と肉体的な苦とは、人間自身の内的な苦であるから、これを内苦といい、
他人から迫害されたり、自然の力によって悩まされたりする風雨寒熱などの苦を外苦とよぶ場合もある。
しかし、仏教では中心は、人間自身の苦として、たとえ外からうけるものであっても、それを内に感じてゆくところに、その立場をとるというべきであろう
煩悩  六道輪廻 九品往生 波羅蜜 四苦八苦 四念処 空・無 入滅 37道品 両界  金剛界  意馬心猿 十二因縁  サンスクリット  節分 干支 二十四節気 梵字 三学 自灯明・法灯明 猊下 四諦 敬讃 胎蔵界・金剛界 意馬心猿 十二因縁 節分 六道修行 解脱  庚申 初午 戒・定・慧・解脱  十善戒 阿闍梨